15日午前にも紀伊半島に上陸する見通しの台風7号。東海道新幹線は終日計画運休を決定するなど、お盆の交通機関に影響も。予定を変更せざる得ない人も出てきています。
「欠航」「計画運休」相次ぐ台風7号 交通機関に乱れ
お盆休みの真っ只中、各地の観光客は予定の変更を迫られました。

観光客
「15日はずっと部屋の中にいて、16日に通り抜けると思うので、また回ろうかな」
「もうキャンセルしました。本当は15日に高野山に行く予定だったんですけど…」
通過が予想される和歌山県・海南市のスーパーでは午前中から普段の倍の客が訪れたといいます。

記者
「台風に備えてすぐ食べられるインスタント食品などが売れているということです」

買い物客
「台風の前の準備と帰省中の子どもたちの食料品です。16日の昼まではなんとか、もつようにと」
また紀伊半島は、2011年の台風12号などで大きな被害を受けており、台風が上陸する前に、住民らが避難しています。
Q.何時くらいに避難したんですか?

避難した女性
「12時ぐらい。夜は怖いでね。車を自分で運転しないので頼まないと(いけないので)」
和歌山県・串本町では26か所の避難所に54人が身を寄せています。中には、知人の古民家に東京から遊びに来ていた親子も…

古民家から避難
「雨漏りとか、屋根が飛んでしまう可能性があるということで、急遽避難をさせていただいております。130年という古い民家なものですから、どうなるのか心配ではありますね」
紀伊半島の和歌山、三重、奈良の3県では、14日午後8時時点で1216か所の避難所が設けられています。集まった約1657人が不安な一夜を過ごすことになります。
午後10時ごろの発表では、強い台風7号の中心気圧は975ヘクトパスカルで、最大瞬間風速は50メートル。これは走行中のトラックが横転するほどの風です。
2018年9月、台風によって各地で最大瞬間風速50メートル以上を記録した大阪府では…

視聴者提供の動画
「怖いで!怖いで!横転や!」
家の中でも注意が必要です。資材のようなものが風で飛ばされ、窓を直撃。割れたガラスが部屋に散乱しました。
お盆休みを直撃する台風7号。Uターンラッシュに影響が出始めています。
大阪から帰ってきた人
「大阪のおばあちゃんの家に行ってました」
Q.予定通りでしたか?

「予定通りではなかったです。本当は15日に帰る予定だったんですけど、14日の朝の便しか空いてなかったんで、早めました」
空の便は、日本航空と全日空が15日、大阪・伊丹空港発着の便などを欠航。
影響は鉄道にも…
喜入友浩キャスター
「午後9時前の東京駅です。この時間も人の流れが絶えません。改札を見てみますと、規制されていた方でしょうか、家族連れが出てきました」
東海道新幹線は、15日終日、名古屋と新大阪の間で計画運休を実施。また山陽新幹線も、新大阪と岡山の間で計画運休することが決まっています。
こちらの家族は…

大阪から帰ってきた人
「2歳の子どもがいるので、指定席じゃないとダメなんですけどとれなかったので、グリーン車に乗って帰ってきました。本当は普通車の2つ並びの席を取りたかったんですけど、どんなに探してももうなかったので」
こちらの男性は14日、北海道から大阪まで帰る予定でしたが急遽飛行機が欠航となり、鉄道を乗り継いで帰る途中だといいます。

北海道から大阪に帰る人
「(大阪行きの)飛行機が飛ばなくなっちゃったんで、仕事が17日、18日とあったので、なんとか帰るためスケジュール変更して、東京まで来たところです」
喜入キャスター
「北海道からですか?」
北海道から大阪に帰る人
「北海道からです。仙台から東京まで乗車率100%みたいなので、立ってたので疲れました。名古屋で一泊して、15日はJR止まってるので、多分近鉄か在来線で帰る」














