北アルプス立山連峰の登山道で55歳の女性が転倒して負傷し動けなくなり山岳警備隊員に救助されました。

今月13日午前9時50分ごろ北アルプスの立山連峰雷鳥坂 通称馬ノ背(標高約2600m付近)で神奈川県川崎市の看護師 吉本享子さんが剱沢から室堂に向けて雷鳥坂を下っていたところ、バランスを崩して転倒し、右足首を負傷して歩行不能となりました。

吉本さんは、前日に家族3人で剱岳に登頂したあと下山中で一緒にいた夫が110番通報し富山県警山岳警備隊員が出動しました。

パトロール中の山岳警備隊員など6名が救助にあたり、吉本さんを2時間あまり背負い室堂警備派出所まで搬送し、救急隊に引き継ぎました。

吉本さんは、富山市内の病院に搬送され右足首骨折の重傷でした。

山岳警備隊は、がれ場などの浮石には充分注意するように呼び掛けています。