山梨県は富士山が登山者で混雑した場合、あさって11日から登山の規制を行うと発表しました。
時間帯や場所を問わず、落石や転倒などの危険が認められた場合に規制を実施するとしています。

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県は富士山の登山者の増加に伴って今月1日、登山者の規制を検討すると発表し、9日、あさって11日から9月10日の期間に規制を行うと発表しました。

規制は山頂付近にいる安全誘導員などの情報から、登山道が過密状態で落石や登山者の転倒などの危険が認められると判断した場合、県が山梨県警に規制を要請します。

この規制は登山者の数や時間帯、場所は問わず、県と県警が連携して実施し県の担当課は規制手段や配置する人員、規制時間などは終始「状況に応じて」と説明するだけでした。

なお県は登山者に対してはホームぺージで規制が行われる場合があることを周知するとしています。

富士山 夜間の登山者の列 吉田口登山道


富士山の登山者の規制をめぐっては県は当初深夜に8合目付近での実施を検討していました。

しかし富士山の山小屋で作る組合が、8合目は足場も悪く、天気急変で危険性が高いとして5合目での実施を要望し、富士吉田市の堀内市長も「広いスペースがある5合目か6合目での規制が望ましい」と話していました。