EU=ヨーロッパ連合の気象情報機関は8日、先月の世界の平均気温が観測史上、月平均で最も高かったと発表しました。

EUの気象情報機関「コペルニクス気候変動サービス」によりますと、今年7月の世界の平均気温は16.95℃で、観測史上で最も暑い月だったということです。

地球温暖化対策の国際的な枠組み「パリ協定」では、産業革命前からの気温上昇を1.5℃以内に抑える目標を掲げていますが、産業革命前の7月の推定気温に1.5℃を加えた温度、16.96℃まで、0.01℃に迫りました。

異常に高い海面水温が長期間続いているのが原因で、1日単位の世界の平均気温は、7月6日が17.08℃で過去最高。7月3日から31日まで、これまで最高だった2016年8月13日の16.80℃を毎日上回ったということです。