企業向け保険をめぐり損害保険大手4社が事前に保険料を調整していた問題で、ほかにも数十件で価格調整が疑われる事例があったことから金融庁は追加で報告を求める命令を出しました。

金融庁から追加の報告徴求命令をうけたのは、▼東京海上日動火災▼損害保険ジャパン▼三井住友海上火災保険▼あいおいニッセイ同和損害保険の4社です。

損保大手4社に対して、金融庁は東急グループに対する火災保険の保険料を事前に協議した疑いで報告を求めていましたが、その後、京成電鉄グループに向けた保険など数十件で保険料を事前に調整した疑いがあることがわかりました。

このため、金融庁は、範囲を広げて調査し報告するよう求めていて、価格調整が常態化していなかったかどうか徹底的に調査を進める方針です。