静岡市消防局管内の3市2町で作る消防運営協議会が8月2日に開かれ、呉服町のビル火災で消防隊員が殉職した事故の再発防止に向け安全を最優先にする組織作りについて協議しました。
協議会に参加したのは、静岡市の難波喬司市長や島田市の染谷絹代市長など、広域消防管内の3市2町の首長と職員らです。
2022年8月、静岡市葵区呉服町のビルの飲食店で発生した火災では消火活動にあたっていた消防隊員(当時37)が亡くなりました。この事故を受け2023年8月1日、事故調査委員会による最終報告書が提出され、静岡市消防局の安全管理に対する組織としての認識が足りていなかったと指摘しています。
2日の協議会では、事故調査委員会がまとめた調査結果が報告された後、安全を最優先にする組織風土を作るための話し合いが行われました。協議会の会長を務める難波市長は、組織改革の必要性を訴えました。
<静岡市 難波喬司市長>
「組織文化に問題があるのではないかという指摘が多くなされている。例えば、風通しが悪いとかですね、そういうことがあるんじゃないか。根底のところから変えていかないと真の意味の組織改革はできないと思う」
協議会の後には、静岡市消防局の1階に設置された献花台に花が手向けられました。
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