全国の小学6年生と中学3年生を対象にして文部科学省が4月18日に実施した『全国学力調査』の結果が、7月31日に公表されました。

この“テスト”は、子どもたちの学力と苦手分野の傾向や学習状況などを把握して、教育指導の改善などに役立てようと毎年実施されているもので、今年度は中学校の英語も4年ぶりに実施されました。英語では、“タブレット”を使ったテストも初めて行われています。

またあわせて「学習状況調査」として、生活習慣や学習環境などを確認するアンケートも行われたということです。

それによりますと新潟市の結果は、小学生の国語・算数と中学生の国語が県平均を上回った一方で、中学生の数学と英語が下回っています。

また新潟県内での平均正答率を全国と比べてみると、小学生の国語は67%、算数は62%で、ともに全国平均並みでした。一方で中学生は、国語が70%で全国平均とほぼ同じでしたが、数学は49%、英語は41%と、いずれも全国平均をやや下回る結果となっています。

なお、中学校・英語の「話すこと」については、8月21日に結果を公表するとしています。

新潟市の結果・全小中学校の平均正答率】※高志中等教育学校も含む

小学校・国語 68.0%(2022年度 67.8%)
小学校・算数 62.8%(2022年度 63.0%)

中学校・国語 70.0%(2022年度 68.0%)
中学校・数学 50.0%(2022年度 51.6%)
中学校・英語 42.4%(2019年度 56.2%)

新潟県の結果・新潟市を含む平均正答率】※全ての公立小中学校平均

小学校・国語 67%(全国平均 67.2%)
小学校・算数 62%(全国平均 62.5%)

中学校・国語 70%(全国平均 69.8%)
中学校・数学 49%(全国平均 51.0%)
中学校・英語 41%(全国平均 45.6%)