シリーズ「現場から、」です。ロシアによるウクライナ侵攻が長期化するなか、先週、隣国ポーランドに避難してきた子どもたちを受け入れる託児所が開設されました。運営するのは、現地の大学に通う日本人の学生です。
朝、母親に連れられ、子どもがやってきます。
記者
「こちらでは子どもたちが遊んでいますけども、みんな、ウクライナから避難してきた子どもたちです」
ポーランド南部・カトウィツェに今月17日にオープンした託児所「友好の家」。
運営するのは、地元の大学に通う東優悟さん(26)。ロシアによる侵攻開始直後から、ウクライナの避難民を支える活動をしてきました。
託児所を運営 東 優悟さん
「避難してきている人のほとんどが母子。託児所を作ればウクライナの子どもたちも少しでも安心できて、お母さんたちも仕事を探せるだろうなと」
ポーランドにはウクライナから160万人以上が避難してきました。子どもを預けられないため、職探しができず、帰国を決断せざるを得ない避難民もいるといいます。
北東部ハルキウから2児と避難 子どもを預ける母親
「働かなければ家賃も払えないですし、食べ物とか服とか、生活に必要なものが買えません。娘が普通に過ごせる場所を見つけられて嬉しいです」
そして外国では、子どもたちにとって大きな問題となる「言葉」も、周りにいるのがみんなウクライナ人のため、孤立することもありません。
この日、初めて託児所にやってきた男の子がいます。1年半前、キーウから避難してきたマクシムちゃん(4)です。
マクシムちゃんの母親
「ママも一緒に行こうか?一緒に座ろう。何もしたくないの?」
緊張して、お母さんから離れることができません。しかし、ウクライナの子どもたちに囲まれ、安心したのか。
「マクシムいけ!」
1時間後には笑顔があふれていました。
侵攻が長引くなか、東さんは避難民への支援の必要性が高まっていると感じています。
託児所を運営 東 優悟さん
「(避難民支援が)できなくなると、避難民が避難民として安全に暮らせない。戦場に戻らなければいけないという状況になる。元々教育関係だったので、子どもたちが被害にあうのが一番つらい」
預かっている子どもは現在8人。運営は寄付金でまかなっていますが、月に70万円以上もかかるため、東さんは軌道にのるまでの支援を呼びかけています。
“子どもたちが笑顔で過ごせる場所を”東さんの奮闘が続きます。
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