ウクライナ軍はロシアが一方的に併合した南部クリミアで、ロシア軍の倉庫などを破壊したと発表しました。

ウクライナ軍は22日、クリミアにあるロシア軍の倉庫と石油貯蔵所を破壊したとして映像を公開しました。

現地の親ロシア派幹部は、ウクライナ側がドローン攻撃を行い弾薬庫で爆発が起こったと指摘。死傷者は出ていないものの、現場から半径5キロ以内の住民を避難させるとしていました。

ウクライナではこの日もロシア軍による攻撃が続き、北東部ハルキウ州で2人が死亡するなど犠牲者が出ています。

こうしたなか、ロシア国防省は、ウクライナ軍がクラスター爆弾を使って攻撃を行い、南部ザポリージャ州の取材をしていた国営ロシア通信の記者が死亡したと主張しました。このほか、ロシアメディアの記者3人が負傷したとしています。

一方、ベラルーシの独立系メディアは22日、ロシアで反乱を起こした民間軍事会社「ワグネル」の創設者プリゴジン氏が、ベラルーシで会社登記を行ったと報じました。

新会社はワグネルが新たな拠点とするベラルーシ東部の州に置かれ、業務内容は「不動産管理」とされていますが、詳細は明らかにされていません。