去年5月、十和田市で母親の頭を木刀で殴るなどして殺害した罪に問われている男の裁判員裁判で、検察は「強い殺意に基づく残虐な行為」と指摘し男に懲役15年を求刑しました。
十和田市西十二番町の無職・小峰勝一被告(60)は去年5月、近くに住む母親の勝子さん当時84歳の頭を木刀で複数回殴るなどして殺害した罪に問われています。青森地方裁判所で開かれた21日の裁判員裁判で、検察側は小峰被告に対し「強い殺意に基づく残虐な行為で動機は身勝手」と指摘しました。その上で争点になっている責任能力の有無については「心神喪失状態でも心神耗弱状態でもなく完全に責任能力を有していた」とし、懲役15年を求刑しました。
一方で弁護側は、事件当時、小峰被告は幻覚や幻聴などが現れるアルコール幻覚症の影響を受けていた可能性が否定できないとして無罪を主張しました。判決は8月1日に言い渡されます。














