インドで行われていたG20財務大臣・中央銀行総裁会議の終了後の記者会見で、日銀の植田総裁が「2%のインフレ達成にはまだ距離がある」などと発言したことを受け、円相場は円安方向に進み、1ドル=139円台をつけました。
外国為替市場では19日午前1時40分過ぎに円相場が1ドル=139円台をつけました。きっかけとなったのは、インドで行われていた財務大臣・中央銀行総裁会議の記者会見における植田総裁の発言です。
日銀 植田総裁
「持続的・安定的な2%のインフレの達成というところにまだ距離があるという認識がこれまであって、そういう認識のもとでは金融仲介機能とか市場機能に配慮しつつ、イールドカーブ・コントロール(YCC)のもとで粘り強く金融緩和を続けてきた。もちろん最初の前提のところは毎回の決定会合でチェックするわけですし、見通しが変わるところでも改めてきちんとチェックする。その前提が変わらない限り全体のストーリーは不変」
植田総裁がこのように話したことを受け、市場では来週行われる金融政策決定会合で日銀が大規模な金融緩和を維持するのではないかという観測が広がりました。
このため、▼大規模緩和を続ける日本と、▼歴史的な物価上昇を抑えるために利上げを行うアメリカとの金利差がさらに拡大するとの見方から、円を売ってドルを買う動きが強まりました。
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