ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が始まって3か月。ウクライナから避難してきた女性が、岡山市の大学で講演しました。「侵攻が始まった日から時間が止まったまま」だという女性が学生たちに訴えたこととは…。
「ウクライナ難民支援募金へのご協力をよろしくお願いします」
就実大学の学生が行った、ウクライナ支援の募金活動。一緒に街頭に立つのは、アナスタシア・ホロシコさん。ウクライナから避難してきました。
(アナスタシア・ホロシコさん)
「若い学生、日本人がウクライナのことを心配してくれている。今活動してくれている学生は、世界の未来です」
1日、大学で学生を前に講演したアナスタシアさん。ウクライナ西部の都市・リヴィウで母や祖母など4人で暮らしていました。
(アナスタシアさん講演)
「午前5時、おばが部屋に入ってきて『戦争が始まった』と伝えてくれました。平和な母国に、故郷の街に爆弾が落とされました。それは今この瞬間にも続いています。2月24日から時間が止まっています」
安全な場所を求め国外に離れたアナスタシアさん。家族は兵士の看護などでウクライナに残りました。
(アナスタシアさん)
「今でも平和だった頃が思い出される。ただただ、皆の平和を祈っている」
京都にいる友人を頼って来日し、講演などのために先月末から岡山に滞在しています。
(学生)
「何かできることは?」
(アナスタシアさん)
「近所に住む8歳の少年が『こんにちは』と声をかけてくれた。小さな親切だけど心が軽くなった」
(学生)
「『がんばって』や『こんにちは』とか、身近な言葉だけでもすごい支援になる、サポートできるということを聞いて、簡単な言葉でも声をかけることで支援になるということが勉強になりました」
(学生)
「(アナスタシアさんは)手放さなければいけない状況にいると思うが、友達や家族など自分の持っているものを大切にしてこれから生きていこうとすごく思った」
講演を企画したのは、就実大の学生らでつくるウクライナ難民の支援チーム、「ShATUR(シェイター)」です。
(ShATUR 大谷怜生さん)
「この講演会を聞いて多くの方々が『自分には何ができるのだろうか』ということを考えて質問の手を挙げて下さっていたと思うので、支援がどんどん広がっていけばいいなと思っている」
アナスタシアさんは、学生にある思いを託して講演を締めくくりました。
(アナスタシアさん講演)
「学生のみなさん、あなた方は未来です。『変化を生むことができる』のはあなたたちだけです。世界を今よりもずっといい場所にしてください。」
アナスタシアさんは京都で、これから英語教師として働く予定です。
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