岸田総理は、就任後、初めてとなる中東3か国の歴訪にきょう出発します。エネルギー分野での協力を強化したい考えです。

岸田総理はきょう午前、羽田空港を出発し、最初の訪問国であるサウジアラビアに向かいます。4日間の日程で、サウジアラビア、UAE=アラブ首長国連邦、カタールで首脳会談を行い、石油やLNG=液化天然ガスの安定的な確保に加え、脱炭素に向けた技術協力について意見交換する方針です。

今回の訪問には、エネルギー関連を中心とした日本の企業数十社が「経済ミッション」として同行します。

また、ロシアによるウクライナ侵攻や中国による海洋進出を念頭に、「自由で開かれた国際秩序」の重要性を中東のトップに直接訴えかけ、外交・安全保障分野でも協力関係を強化する狙いがあります。