映像資料から岩手の魅力を再発見する「ホレホレアーカイブ」。最近は円安傾向ですが、およそ30年前は逆に円高のニュースが多く報じられました。1994年7月14日のニュースです。

 この年の6月、円高が進み為替相場は遂に1ドル100円の大台を初めて割り込みました。これを受けて岩手県はこの日、県内の中小企業を対象に緊急の巡回指導を始めました。県の職員らは花巻市内の工場を訪れ円高が与える影響を調査しました。
 調査では1ドル=100円を割ったことに対する影響や経営に困っていることなど6項目にわたって聞きました。
 円高による県の巡回指導は前の年の5月以来でしたがこの時はまだ1ドル=115円。1年余りの間に20円近く円高が進んだため県では早急に調査結果をまとめ具体的な検討をしていくことになりました。