新潟県が7月13日に発表した『感染症情報』によりますと、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の定点当たりの報告数が、前の週と比べて1.38倍になることが分かりました。

6日に発表された『感染症情報』は、7月3日から7月9日までの報告をまとめたものです。

これによりますと、新潟県内の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)について、あらかじめ指定された医療機関から報告された合計は578人でした。
1医療機関あたりの患者数は6.88となり、前の週の4.98の1.38倍にあたります。

入院者数は90~130人程度、病床使用率は8~10%程度に増加しています。

また2~3人の重症者が報告されており、中等症の患者は10~15人程度です。
いずれも新潟県では「それぞれは前週からほぼ横ばいで推移している」としています。

県では引続き、発熱や咳などの症状がある場合は外出を控えるほか、手洗いなどの基本的な感染対策の“徹底”を呼び掛けています。

なお『感染症法』では、日本国内で発生した「感染症」について、“病原体”の感染力の強さや感染経路などによって幾つかの「類型」に分けられています。
5月8日から新型コロナウイルスは5類に移行され、これまでの『全数把握から、あらかじめ指定された84の医療機関からの報告に基づく『定点把握』となっています。