ミサイルだけでなく、ハッキングによる北朝鮮の脅威が高まるなか、韓国の情報機関が行ったあるイベントを取材しました。脅威は日本にも迫っています。
韓国・ソウルのホテル。この日、韓国の情報機関が主催した「サイバー攻撃防御大会」が開かれました。
記者
「今はハッカーからの攻撃を受けた想定の拠点をサイバー技術を使って守る競技が行われています」
この日は学生や会社員、軍人など49チームが参加しました。
社会人参加者
「早い時間内に(ソースコードなどの)弱点を見つけることには自信があります」
学生参加者
「ハッキングによる被害をなくすのが目標です」
主催側は大会を通じて、ハッカーと戦うホワイトハッカーを育てる狙いがあるといいます。ホワイトハッカーの育成に力を入れている韓国。その背景にあるのは北朝鮮の存在です。
これはアメリカのIT企業が、5月に行ったハッカー大会の結果です。なんと1位から4位を北朝鮮の学生が独占。全員が満点の800点でした。北朝鮮の国営テレビも「この国を背負っていく人材」として紹介しました。
サイバー攻撃による暗号資産の奪取を重要な資金源としている北朝鮮。
ロイター通信によりますと、先月も北朝鮮のハッカー集団は、1億ドル相当の暗号資産をエストニアのIT企業から盗みだしました。
北朝鮮はハッカーの育成を重要視しているとの韓国メディアの報道もありますが、専門家は…
自由民主研究院 ユ・ドンヨル院長
「現在、北朝鮮のハッカーはおよそ7200人程度と見積もっています。これは数十万人の歩兵を持っていることと同じ力量です」
こうしたハッカーが狙うのが日本です。
自由民主研究院 ユ・ドンヨル院長
「北朝鮮は日本の金融界や暗号資産取引所などの、セキュリティ上の脆弱性を狙ってハッキングするのです」
この5年間で日本から奪われた資産は980億円に上るともされます。
ある調査では、日本のサイバー防衛力は世界の中でも最下位グループに属するとの見方もあります。
松野博一官房長官
「我が国のサイバー安全保障分野での対応能力を欧米主要国と同等以上に向上させることは、喫緊の課題であります」
サイバー攻撃で得た資金で、核・ミサイル開発を進めているとされる北朝鮮。対策が急務となっています。
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