きょうは危険な暑さとなった関東甲信地方。東京都心では今年初めての猛暑日になったほか、山梨県では38.7度を観測しました。
危険な暑さとなったきょうの東京都心。東京・お台場の砂浜には、陽炎が…。
主婦(30代)
「やばい、やばいです。暑すぎて帽子とかないとしんどいかなと」
近くに住む男性(50代)
「やばい。裸足でいたらやけどだよね」
きょう、山梨県大月市では全国で最も高い38.7度を観測。今年、全国で初めて38度を超えました。
大月市民
「すごくジリジリする。痛いくらい肌が」
きょうは関東甲信地方などで朝から気温がぐんぐん上がり、東京都心でも昼前の時点で35度に達しました。
また、関東では、▼栃木・佐野で38.3度、▼さいたまで38.0度、▼東京・練馬でも37.8度を観測。この暑さできょう、東京都内では53人が、また、埼玉では乳幼児を含む102人が熱中症の疑いで救急搬送されたということです。
一方で、厳しい暑さから身を守るための取り組みが自治体で始まっています。
利用者
「外にはクーラーとかがないから、部屋でクーラー使って涼むのが最高」
キンキンに冷えた水を片手に地元の小学生が涼んでいるこの場所は“クーリングシェルター”と呼ばれています。熱中症予防のための冷房などを備えた“暑さからの避難施設”で、誰でも無料で水分補給ができます。
品川区では先月から、59か所の公共施設をシェルターとして開放しています。
利用者
「お水があって、ちょっと飲めるというのがいい」
今年4月に成立した法律で、来年夏までに全国の自治体での導入を促す方針が決まったクーリングシェルター。一方で、まだまだ検討が必要な部分も。
先月からシェルターの試験運用を始めた墨田区では…
墨田区 保健計画課 澤田敦子 課長
「公共施設だけでは土日や夜間等は賄えませんので、国の経済的な支援がやはり必要」
新たな熱中症対策として浸透するのでしょうか。
そして、あすは熱中症の危険性が極めて高くなる危険な暑さが予想されるとして、環境省と気象庁は今年に入ってから最も多い14の都県のあわせて16の地域に「熱中症警戒アラート」を発表しました。
このうち、群馬県、新潟県、兵庫県、長崎県に熱中症警戒アラートが発表されるのは今年初めてです。
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