IAEA=国際原子力機関のグロッシ事務局長は福島第一原発を視察して、計画されている処理水の放出について「制御された放出ができると考えている」と評価しました。

福島第一原発の処理水放出計画について「国際的な基準に準拠している」とする報告書をおととい岸田総理に提出したIAEA=国際原子力機関のグロッシ事務局長は、きのう福島第一原発を訪れ、処理水に関わる設備を視察しました。

視察を終えたグロッシ事務局長は「設備の課題はなく、制御された放出ができると考えている」と評価しました。一方で「国民に十分な根拠を示し、透明性をもって説明を繰り返す必要がある」と強調しました。

グロッシ事務局長はあす韓国を訪れ、報告書について説明することにしています。