梅雨入り後の雨で、帰還困難区域にある住宅の解体で出た廃棄物などを保管している大熊町の最終処分場では、貯まっていた雨水を、施設の外へ排水していたことが分かりました。
大熊町の最終処分場「クリーンセンターふたば」は、双葉郡8町村の震災前の「生活ごみ」と、帰還困難区域にある住宅の解体で出た「廃棄物」、それぞれの埋め立て地を設けています。
環境省によりますと、この処分場では、梅雨入りしてからの連日の雨で、場内にある装置に不具合などが起きて、雨水を貯める水槽が満杯に近くなったため、6月21日から22日にかけて、およそ3000トンの雨水を施設の外に緊急排水したということです。
環境省は「排水した雨水は、帰還困難区域で出た廃棄物には触れておらず、水質にも問題はない」と話しています。














