復興を目指す福島県葛尾村に、酪農の大がかりな施設が完成しました。東京ドームとほぼ同じ広さの施設ではいま葛尾村にいる乳牛の倍にあたる500頭を飼うことができます。
原発事故で一時全村避難を経験して復興を目指す葛尾村に、乳牛を飼育する大規模な酪農施設が完成し、30日、施設をつくった村から運営をする佐久間牧場に引き渡されました。
葛尾村では震災前から酪農を手がける佐久間牧場が戻り現在唯一、酪農を営んでいます。
佐久間牧場・佐久間信次社長「大変うれしいです。これで目いっぱい(搾乳)できるような形を取っていきたいです。」
村では新しい雇用を生み出し、関連する農業の活性化につながればと期待を寄せています。また、堆肥を除染でやせた土の改良にも利用することにしています。施設は7月下旬に運用を始める予定です。














