28日の記録的な大雨で富山県立山町と上市町を流れる白岩川は、氾濫危険水域を超え川から水があふれ出しました。一夜明け、周辺住民らは後片付けに追われています。
橋本星奈アナウンサー:「きのうの大雨から一夜明けて白岩川の水位は下がったものの、今も茶色く濁った水がすごい勢いで流れています」

今も激しく流れる白岩川。28日、富山県上市町で午後4時までの1時間に101ミリを超えるなど猛烈な雨に見舞われた富山県東部。


立山町では白岩川の水があふれ出し、大量の土砂が流れ出しました。中には堤防が決壊した場所も…。


橋本アナ:「画面の奥が白岩川。大量の土砂が流れ込み道も壊れています。奥には大木、根こそぎ流れ着いています。そして、本来こちら一面には田んぼがあったはずですが、土砂に覆われてしまっています」


本来は田んぼや道路があった場所に大量の土砂が流れ込み、地元住民らが様子を確認していました。
住民:「これ全部田んぼだったん…。あそこまで道があったん。あそこが決壊現場、こことむこうと2か所あったん」


男性:「ここらへんが全部、水没だちゃ。濁流。海やちゃ。海。海を想像したらいいちゃ…。今年も来年も無理だろう」

一夜明けて次々と明らかになる被害の全容。住宅や納屋にも大量の土砂が流れ込み、住民たちが後片付けに追われています。


大雨による土砂災害の影響で富山地方鉄道の岩峅寺駅から立山駅間では運転を見合わせていてバスでの代替運行が行われています。
