福島県内では25日午後から夜にかけて激しい雨が降り、この影響で郡山市では道路の冠水や住宅が一時、床下浸水する被害が出ました。

県内では28日、会津や中通りを中心に広い範囲で激しい雨が降りました。このうち郡山市では午後7時までの1時間に34ミリの激しい雨が降り、郡山市大槻町など市内各地で道路が冠水する被害が出ました。また消防によりますと市内の住宅で一時、床下浸水の被害がありました。
この雨の影響でJR磐越西線は野沢~津川(新潟)が一時運転を見合わせていましたが28日午後9時30分頃に運転再開しました。またJR只見線は会津坂下~大白川(新潟)は終日運休となっています。また福島県内各地で落雷などによる停電も相次いでいます。
また福島県によりますと午後9時30分現在、喜多方市と山形県を結ぶ国道121号、只見町と新潟県を結ぶ国道252号、檜枝岐村と新潟県を結ぶ国道352号が通行止めになっています。

大気が不安定な状態は29日まで続く見込みで、気象台では土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水さらに竜巻などの激しい突風、落雷やひょうにも注意するよう呼びかけています。

※映像は28日午後6時ごろの郡山市中心部、午後8時ごろの道路が一時冠水した郡山市大槻町