1秒でも早く命を救うため、日々訓練に励む消防士の大会が福島市で開かれました。市民に信頼される消防士を目指して奮闘する消防士に注目です。
高さ15メートルのはしごを勢いよく駆けあがる消防士。福島市で、救助技術を競う大会が開かれました。
県内12の消防本部から160人あまりが参加し、6つの種目でスピードだけでなく安全性など日ごろの訓練の成果を披露しました。

植野天斗記者「こちらでは引揚救助の訓練が行われています。要救助者を高さ7メートルまで一気に引き揚げていきます。」
今年は4年ぶりに観客を入れて開かれ、家族や同僚に声援を送る姿も見られました。なかには・・・。
小学6年生「消防士になりたい。やっぱり消防士はかっこいい」
子どもたちの憧れでもある消防士。選手宣誓を務めた福島市消防本部の菅野桃香さんも、幼いころから消防士に憧れを持っていました。菅野さんが挑む「ほふく救出」は、火災現場を想定したもので、煙が充満したなかで取り残された人を助け出します。
1秒でも早く命を救うため、菅野さんも力を合わせて奮闘します。
福島市消防本部・菅野桃香さん「スピード感を意識して(標準)タイムをこなせるように取り組んできた」
菅野さんのチームは、惜しくも東北大会への出場はなりませんでした。それでも、菅野さんは消防士としての誇りを胸にこれからも励みたいと話します。
福島市消防本部・菅野桃香さん「市民に信頼されるような温かい消防士になれるように頑張りたい」














