排水ポンプ車 4年前の台風時は全国から
排水ポンプ車とは、トラックの荷台に水を吸い上げるために必要なポンプやホース、それに発電機がのっています。今回訓練に使用された伊達市の排水ポンプ車では、小学校の25メートルプール1杯分の水を10分ほどで排出できます。
福島河川国道事務所によりますと、県内では現在、排水ポンプ車を郡山市・須賀川市・伊達市・相馬市であわせて7台所有しているということです。

4年前の台風19号の豪雨では、阿武隈川とその支流の堤防、合わせて31か所が決壊し、福島県内の広い範囲に大きな被害をもたらしました。その際、全国から排水ポンプ車36台が福島市や郡山市などで排水作業にあたり、東京ドームおよそ2.7杯分の水を排水したそうです。

福島河川国道事務所の担当者は「豪雨で浸水被害が出たときに迅速に排水ポンプ車を操作できるよう、これからも訓練を重ね災害時の被害の軽減に努めていきたい」としています。















