7月3日で熱海土石流災害の発生から2年となるのを前に、被害者の会代表、瀬下雄史さんの母親の「三回忌」の法要が6月27日、横浜市内で営まれました。
亡き母・陽子さんを悼み手を合わせる瀬下雄史さん。熱海土石流災害の遺族ら約100人が参加する「被害者の会」の代表を務めます。
<被害者の会 瀬下雄史代表>
「かわいそうだった。かわいそうすぎた。できることならば、布団の中で人生を終えるような幕引きをしてもらいたかった」
2021年7月、熱海市伊豆山地区を襲った土石流災害では、違法な盛り土が崩落し、陽子さんも含めた28人が犠牲に。被害者の会は盛り土があった土地の前と現在の所有者を業務上過失致死などの疑いで刑事告訴しているほか、静岡県や熱海市などに対して損害賠償を求める民事訴訟を起こしています。
土石流の発生から2年ほど経ちましたが、原因の究明には至っていません。
<被害者の会 瀬下雄史代表>
「変わらぬところというのは、真相究明だったり責任追及、再発防止につなげていくという使命感は変わらず持っている」
一方で、6月23・24日の住民説明会では、伊豆山地区の復旧計画をめぐる市の方針に対し、住民から怒号が飛ぶ展開に。責任を否定するような行政の対応も変わらぬままだと言います。
<被害者の会 瀬下雄史代表>
「本当の意味で、被害者に寄り添う対応ということを考えていただきたいと思う」
<滝澤悠希キャスター>
「熱海土石流災害からまもなく2年。その責任をめぐる争いは現在も続いています。遺族の傷は癒えぬままです」
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