静岡県はトマトなどに寄生し弱らせるなどの被害をもたらすクロテンコナカイガラムシと、ナスコナカイガラムシが県内で初めて見つかったと6月23日、発表しました。
県によりますと、クロテンコナカイガラムシが見つかったのは2023年5月中旬です。県西部地域の施設で栽培されているトマトと、中部地域の同一施設で栽培されているキュウリ、オクラ、ズッキーニで、各作物の株に寄生・増殖していることが確認されたといいます。
クロテンコナカイガラムシは中南米原産の害虫で、世界各地に分布域を拡大しています。国内ではこれまでに18府県で発生が確認されています。メスの成虫の大きさは3ミリから5ミリとされ、トマトなどの葉や茎・果実に寄生し、葉の萎縮や生育不良を引き起こします。
また、ナスコナカイガラムシが見つかったのは5月中旬、県西部地域の施設栽培のトマトに寄生しているのが確認されました。排せつ物として甘露を分泌するため、葉や果実にすす症状を引き起こすということです。
県農林技術研究所は、ほ場内をよく観察し早期発見に努め、発生を確認した場合は拡大を防ぐために速やかに除去するよう生産者に対して注意を呼びかけています。
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