■2022年12月下旬
高野議員は秘書数人と高知市の居酒屋を訪れる。その席で当時秘書だった20代男性の顔を殴打し、秘書は鼻から流血。関係者によると、秘書は「血が止まらないような状態だった」。店のおしぼりで血をぬぐい、血が付いたおしぼりは、事務所が店に許可を取り持ち帰る。
■その後
男性秘書は事務所を退職。
■6月13日(火)
テレビ高知の取材で、高野議員が元秘書を殴打し流血させていたことが明らかに。後援会高知事務所は取材に対し「全く知らなかった。本人を含め事実確認をさせてほしい」とコメント。
■6月14日(水)
高野議員が国会内で取材に応じ、秘書だった男性を殴打し流血させたことを認める。
▼高野議員「気合いを入れる意図で胸のあたりをポンとたたくつもりが、鼻に当たってしまった。私の左隣におって『ちゃんとやろうぜ』っていう感じで。(秘書が辞職したことについては)この件でモチベーションが下がったことも大きいと思っている。(暴行が複数回あったことは)ない。一緒にいた秘書2人の証言ができているので」
自民党高知県連は役員会を開き、高野議員への処分について、「除名」や「離党勧告」を含む“厳正な処分”を自民党本部に申し入れる方針を決める。
■6月15日(木)
殴られた元秘書がテレビ高知の取材に応じる。
元秘書「個人間で解決したいという思いだったが、14日の会見で認識に違いがあったので、残念に思い、取材を受けることにした。鼻血の応急措置をした後も高野議員の話が続いた。血が止まったころに高野議員の方に顔を向けると、再び、口のあたりを殴られた」
■6月16日(金)
高野議員が辞職する意向を自民党高知県連幹部に伝える。
午後、高知市で会見を開き、辞職を正式に表明。
「このたび、私が暴行してしまいました、元秘書の方に、心から、心から、お詫びを申し上げます、本当に申し訳ありません。国会中にこのような事案が発生したことに対して、自民党の衆議院、参議院の同僚の皆さん、先輩、国会関係者のみなさんにご迷惑をおかけしました。」
「辞職を決意したのは、14日の朝。決意したのは間違いなく、自分自身で、出来るだけ早めに辞職することを決めました。暴行してしまった元秘書には、つらい思い、苦しい思いをさせ、申し訳なく思っている。自らの責任を取ってから、しっかりとお詫びをしたい。」
■6月22日(木)
参議院に辞職願を提出し、受理。正式に辞職。














