幼稚園などの送迎バスで、園児の置き去りを防ぐための安全装置について、福島県内の4分の1のバスで、設置が困難な状況であることがわかりました。

去年、静岡県の認定こども園の送迎バスで、園児が置き去りとなり、死亡したことを受けて、国は6月末までに安全装置を設置するよう義務付けました。

これを受け、県が県内の幼稚園などを対象に設置状況を調べたところ、6月末までに設置を終える予定のバスは、全体の74.5%で、残る25%あまりが設置が難しい状況であることがわかりました。

県によりますと、全国的に注文が集中していて、装置を入手する見通しが立たないことが主な理由だということです。

国が設けた期限に加え、これから暑くなる日が増えることから、県ではできるだけ早く設置するよう呼びかけています。