長崎県は6月5日から11日までの感染症発生動向調査の速報を発表しました。
いずれも県内で指定された医療機関から報告のあった患者数です。
インフルエンザ、新型コロナ、ヘルパンギーナは、いずれも前の週に比べて患者数が増加しました。インフルエンザは1週間で報告された患者数が1医療機関あたり「4.73」で、全国で3番目に高い水準です。
インフルエンザは前週から増加し「4.73」全国3位の罹患率


インフルエンザの報告数は前の週より94人多い331人で、1定点あたりの報告数は4.73人と、全国で3番目に多くなっています。
地区別では、西彼保健所が7.33、長崎市保健所が7.12、県央保健所が7.00と他の地区より多くなっています。
新型コロナ前週から19人増

新型コロナウイルス感染症は、70の医療機関から312人の報告があり、前の週から19人増加しました。
定点当たりの報告数は4.46です。
定点当たり報告数の多い保健所は──
県北保健所…7.00
県南保健所…6.38
対馬保健所…6.33となっています。
小児の夏風邪(ヘルパンギーナ)は前週から15人増

ヘルパンギーナの報告数は168人で、前の週に比べて15人増加しました。
定点あたりの報告数は3.82でした。
定点当たり報告数の多い保健所は──
対馬保健所…16.50
県北保健所…6.33
県央保健所…4.43
また報告数の年齢別では──
1歳…37人
2歳…37人
3歳…30人
4歳…22人でした。
「ヘルパンギーナ」は発熱と口腔粘膜に現れる水疱性発疹で、主に4歳以下の乳幼児が罹患し、例年6月から7月に感染のピークがあるということですが、今年は感染の拡がりが早くなっています。