日本陸上競技連盟は15日、9月23日に中国・杭州で始まる第19回アジア競技大会(アジア大会)に出場する日本代表の内定者を発表した。男子は100mの桐生祥秀(27、日本生命)ら36人、女子は5000mと10000mの廣中璃梨佳(22、JP日本郵政G)ら23人が名を連ねた。

桐生は5月6日の木南記念男子100m予選で今季アジア最高となる10秒03をマーク。セイコーゴールデングランプリ横浜(5月21日)での左太もも裏肉離れにより6月の日本選手権を欠場していたが、現在はトレーニングを再開している。

内定を受け桐生は「アジア大会に向けて、それまでに何試合か出ようと思っていますし、そこの舞台でしっかり自分の走りが出来るように頑張りたいと思います」とコメント。2021年東京五輪以来の代表ユニフォームに、意気込む。

アジア大会は、2018年のジャカルタ大会男子4×100mリレーに出場し、3走で日本の20年ぶりの金メダル(38秒16)に貢献。個人種目では、2014年の仁川大会を欠場しているため、今大会が初出場となる。

【男子36人】
■100m
小池祐貴(28、住友電工)、桐生祥秀(27、日本生命)
■200m
鵜澤飛羽(20、筑波大学)※ケガのため9月22日に辞退発表、上山紘輝(24、住友電工)
■400m
佐藤風雅(27、ミズノ)、佐藤拳太郎(28、富士通)
■800m
川元奨(30、スズキ)
■1500m
河村一輝(25、トーエネック)、飯澤千翔(22、住友電工)※ケガのため9月20日に辞退発表
■5000m
塩尻和也(26、富士通)、佐藤圭汰(19、駒澤大学)
■10000m
塩尻 和也(26、富士通)、田澤廉(22、トヨタ自動車)
■110mハードル
高山峻野(28、ゼンリン)、石川周平(28、富士通)
■400mハードル
児玉悠作(22、ノジマ)、黒川和樹(21、法政大学)
■3000m障害物
砂田晟弥(21、プレス工業)、青木涼真(25、Honda)
■走高跳
赤松諒一(28、アワーズ)、真野友博(26、九電工)
■棒高跳
山本聖途(31、トヨタ自動車)
■走幅跳
城山正太郎(28、ゼンリン)、山川夏輝(27、Team SSP)
■ハンマー投
福田 翔大(22、日本大学 大学院)、柏村 亮太(31、ヤマダホールディングス)
■やり投
ディーン元気(31、ミズノ)、小椋健司(28、エイジェック)
■20km競歩
野田明宏(27、自衛隊体育学校)、村山裕太郎(24、富士通)
■35km競歩
石田昴(23、自衛隊体育学校)、勝木隼人(32、自衛隊体育学校)
■マラソン
池田耀平(24、Kao)、定方俊樹(31、三菱重工)
■十種競技
丸山優真(25、住友電工)、田上駿(26、陸上物語)
■4×100mリレー
宇野 勝翔(22、順天堂大学)

【女子23人】
■100m
君嶋愛梨沙(27、土木管理総合)※ケガのため9月20日に辞退発表
■200m
君嶋愛梨沙(27、土木管理総合)※ケガのため9月20日に辞退発表
■800m
塩見綾乃(23、岩谷産業)
■1500m
後藤夢(23、ユニクロ)
■5000m
廣中璃梨佳(22、JP日本郵政G)、山本有真(23、積水化学)
■10000m
廣中璃梨佳(22、JP日本郵政G)、小海遥(20、第一生命グループ)※ケガのため9月20日に辞退発表
■100mハードル
青木益未(29、七十七銀行)、田中佑美(24、富士通)
■400mハードル
山本亜美(21、立命館大学)
■棒高跳
諸田実咲(24、アットホーム)
■走幅跳
秦澄美鈴(27、シバタ工業)
■三段跳
森本麻里子(28、内田建設AC)
■ハンマー投
マッカーサー ジョイ アイリス(23、NMFA)
■やり投
斉藤真理菜(27、スズキ)、武本紗栄(23、Team SSP)
■20km競歩
藤井菜々子(24、エディオン)、梅野倖子(20、順天堂大学)
■35km競歩
矢来舞香(24、千葉興業銀行)、渕瀬真寿美(36、建装工業)
■マラソン
大西ひかり(23、JP日本郵政G)、和久夢来(27、ユニバーサルエンターテインメント)
■七種競技
山﨑有紀(28、スズキ)、大玉華鈴(23、日体大SMG)

※6月19日に女子ハンマー投、マッカーサー選手の内定を発表