熱海土石流災害の行政対応をめぐり、静岡県議会の特別委員会が県に検証のやり直しを求めながら知事は要請に応じていなかった問題で、県は再検証を行う方針を固めたことが関係者への取材で分かりました。
28人が亡くなった熱海土石流災害では、起点となった違法な盛り土の造成などをめぐり、県や熱海市の行政対応が問題視されています。県が設置した第三者委員会は2022年「行政対応は失敗だった」と結論づけましたが、県議会の特別委員会は行政が所管する法令ごとの検証が十分ではないとして「中立・公正な立場から再検証を行うべき」と提言していました。
これに対し、川勝知事は「やるべきことはやった」と再検証に対しては後ろ向きでしたが、SBSによる関係者への取材から、県は6月14日までに再検証を行う方針を固めたことが分かりました。
遺族らが損害賠償を求めた裁判で、県と熱海市が被告となっていることから、訴訟に関係する内容やすでに第三者委員会で検証された部分は除き、公文書による事実関係の整理と当時の担当者のヒアリングなどを改めて行うとみられます。
注目の記事
【初密着】110番通報を受ける『大阪府警・通信指令室』 約2割は"迷惑通報"など緊急性なし「何千回も同じ内容でかけてくる」 それでも府民の命を救うため「どんな声にも耳を傾ける」

「謎の光る帯」上空で目撃 明け方に揺れるその正体は…専門家に聞いてみると 鹿児島・姶良市

今シーズン「ノロノロ台風&迷走台風」多発か さらに勢力は去年より増す可能性も 海水温の上昇だけでなく“偏西風”にも理由があった 備えるため「予報円」正しい理解を tbc気象台

富士山噴火 その時、大量の火山灰が降ると…「人の流れ、物の流れが滞ってくる」 専門家が指摘する準備と対策

「3行超えたら威圧感」「その絵文字は怖い」令和7年のSNS作法 あなたはついていける?「インスタは顔にモザイクがカワイイ(*´ー`*)」え??【原田曜平教授も解説】

ラオスで広がる日本人“児童買春ツアー”の闇 授業の合間に呼び出され…性的搾取される少女たち
