名古屋城天守閣の木造復元計画のバリアフリー化をめぐる市民討論会で、参加者から差別的な発言が出たことについて、障害者団体などが抗議活動を行いました。


(抗議活動に参加した人)
「今回の差別的発言は絶対に許せません。関係者は、なぜ止めなかったのか」


抗議活動は13日午前10時から、名古屋市役所の前で行われています。


6月3日に開かれた名古屋城天守閣のバリアフリー化に関する市民討論会で、参加者が車いすの利用者に対して差別的な発言を浴びせました。


障害者団体などは、名古屋市の職員や河村たかし市長が市民討論会の現場にいたにもかかわらず、発言を制止しなかったことについて抗議し、名古屋市に対して第三者委員会を設置し、原因究明や再発防止に努めるよう要請しました。


河村市長は、この差別的な発言に丁寧に対応する必要があるとして、木造復元計画のバリアフリー化について結論を先送りしています。