ジャニーズ事務所の元所属タレントが、創業者・ジャニー喜多川氏からの性被害を訴えている問題で、外部の専門家による再発防止特別チームが会見を開き、元所属タレントなどから直接話を聞くなどして、事務所の過去の対応を厳正に検証していくと述べました。

ジャニーズ事務所の創業者・ジャニー喜多川氏からの性被害をめぐっては、これまで、元ジャニーズJr.の複数の男性が実名で証言していました。

外部の専門家による「再発防止特別チーム」はきょう午後、初めて記者会見を開き、事務所の過去の対応を厳正に検証していくと述べました。

再発防止特別チーム 林眞琴座長
「ジャニーズ事務所に起きたこと、そういった性暴力のことについて、これまでどのようなジャニーズ事務所が対応してきたのか。こういったことを検証してまいります」

再発防止特別チームは、▼被害を訴える元所属タレントや事務所の職員などから話を聞くなどして事実を認定し、▼ジャニーズ事務所の過去の対応を検証していくと述べました。

また、喜多川氏以外の事務所関係者による性加害があったかについても、調査するか検討するとしています。そのうえで、再発防止策をまとめ、事務所側に実行を求めるとしています。

チームはすでに先月29日に会合を開き、事務所に対し、資料を求めるなどしたということですが、具体的な調査内容については明らかにしませんでした。

調査結果を公表する時期は決まっていないとしています。