きょうは、きのう梅雨入りした関東甲信地方など東日本の太平洋側を中心に雨となり、静岡県などでは局地的に激しい雨が降りました。

気象庁によりますと、東日本の太平洋側を中心に大気の状態が非常に不安定となっています。静岡県伊豆市の天城山では午前9時50分までの1時間の雨量が42ミリとなるなど、きょうになってから静岡県や和歌山県、鹿児島県で激しい雨が降りました。

記者
「昨夜から降り続いた雨で川の水量が増す中、きょうも復旧作業が続いています」

先週の大雨で堤防が決壊した静岡県磐田市の敷地川では、きのう夜までに堤防の応急工事を終えたこともあり、浸水被害などはありませんでした。

愛媛県大洲市ではけさ、土砂崩れが起きました。国道沿いの斜面が高さおよそ20メートル・幅10メートルにわたって崩れ、土砂が道路をふさぎ、一時通行止めとなりました。

先週の大雨で浸水被害を受けた愛知県蒲郡市の温泉旅館。

平野屋 平野寛幸 社長
「ここは何度も従業員と見に来て、チェックしていました」

けさにかけての雨で、旅館の機械室に再び水が流れ込みました。

気象庁は、関東地方南部では夕方にかけて土砂災害、河川の増水や氾濫、低い土地の浸水に警戒するよう呼びかけています。