政府は技術革新を進めるための「統合イノベーション戦略2023」を閣議決定しました。ChatGPTに代表される生成AIの対応の強化などが示されています。

戦略は、▼先端科学技術の戦略的な推進、▼知の基盤と人材育成の強化、▼イノベーション・エコシステムの形成の3つを政策の基軸としています。

生成AIについては社会課題を解決するポテンシャルを有する一方で、偽情報や機密情報の漏えいといったリスクもあることから、バランスを踏まえた対応を強化していくとしています。

また、アメリカのマサチューセッツ工科大学を誘致する「グローバル・スタートアップ・キャンパス構想」の具体化や、学術論文などのオープンアクセス化の推進も示されました。

きのうの会議で岸田総理は「独創的な技術への研究開発投資を加速し、いち早く社会実装に繋げていく」と述べ、戦略の推進を強調しました。