福島第一原発で放射性物質を含む処理水を海に放出する計画をめぐって、韓国の専門家でつくる視察団が23日、原発構内を視察しています。

水津邦治アナウンサー「午前9時35分、視察団とみられるバスが廃炉資料館に到着しました」

23日午前9時半すぎ、韓国の視察団が、福島県富岡町にある廃炉資料館に到着しました。視察団はこのあと、バスを乗り換えて、福島第一原発へと向かいました。

視察団は22日、東京で日本政府や東京電力の関係者と協議を行い、23日に視察する設備などについて、説明を受けたということです。処理水について、政府は今年の夏ごろまでに海に放出する方針です。

5月7日の日韓首脳会談で、福島第一原発に韓国の専門家を派遣することで、合意していました。

視察団は23日と24日の2日間、福島第一原発を視察し、計画の安全性などについて、確認することにしています。