鳥取県鳥取市出身で元プロ野球選手の川口和久さん。
鳥取県のスポーツ特別アドバイザーに就任し、甲子園での2勝を目指す活動がいよいよ始まります。
4月29日、鳥取市で行われた春の高校野球鳥取県大会最終日。
スタンドから熱い視線を送っていたのは、鳥取市出身で元プロ野球選手の川口和久さんです。
川口和久さん
「これから鳥取のチームを強くなっていくような方向に向けなきゃいけないわけだから、責任は重大だと思うんですけど。そう簡単にいかないのが野球だから」
広島東洋カープや読売ジャイアンツで活躍した川口さん。2021年、神奈川県から鳥取県にUターンしました。
現在、野球評論家の仕事と並行し、鳥取市で米作りをしながら鳥取県への移住定住やスポーツ振興に向けた情報発信などを行っています。
そんな中、今年4月から、鳥取県の高校野球レベルの底上げと甲子園での2勝を目標に、県のスポーツ特別アドバイザーに就任。球児たちを直接指導することになりました。
年間を通じてチーム指導をする本格的な活動は今年10月から。それまではまず、この春の県大会ベスト4のチームを対象に、7月まで1校当たり3回程度指導する予定です。
選手からは期待の声が聞かれました。
八頭 長石優槻主将
「プロ野球を経験されている方なので本当にうれしい気持ちですし、学べるところはしっかり自分たちのものにして夏の大会に向かいたいと思っています」
プロ18年の現役生活で通算139勝を挙げた川口さん。
現役時代や野球評論家として得た経験や知識、人脈などを生かし、目標の甲子園2勝に向けた挑戦が始まります。
川口和久さん
「道のりは長いかもしれないですね。ピッチャーって教えるの難しいと思うんですよ。だけどやっぱりそこに取り組んでいってもらった方が鳥取のチームの全体のレベルは僕は上がってくると思います」














