アメリカの議会予算局は12日、政府が借金できる額=「債務の上限」が引き上げられなければ6月上旬に国債がデフォルト=債務不履行に陥る「重大なリスクがある」と発表しました。

アメリカでは政府の債務がすでに上限に達していますが、上限の引き上げをめぐって与野党の協議が難航しています。

こうした中で議会予算局は12日、このまま上限の引き上げが行われなければ「6月の最初の2週間のうちに国債がデフォルトに陥る重大なリスクがある」とする報告書を発表しました。

議会予算局は無党派の立場から議会に情報を提供する機関です。

この問題をめぐっては財務省が「6月1日にもデフォルトに陥るおそれがある」と警告していて、デフォルトのおそれが迫っていることが改めて裏付けられた形です。

アメリカ国債は安全性の高い資産として世界中の政府や金融機関、投資家が保有しているため、デフォルトに陥れば世界的に金融市場が混乱することが懸念されています。