岸田総理が、2月に起きたトルコ地震で現地に派遣された国際緊急援助隊の活動をたたえました。

きょう、総理官邸を訪れたのは、今年2月にマグニチュード7.8の地震が起きたトルコ南部へ派遣された緊急援助隊の隊員ら30人です。

医療チーム一次隊副団長 井上潤一 日本医大武蔵小杉病院副院長
「多くの課題に直面しながらも、全員が力を合わせ、一つずつ解決し、また、トルコの方にも温かく受け温かく受け入れていただきながら、日本とトルコ相互の信頼と助け合いで大きな成果を上げることができました」

現地調整所長 内山仁 防衛省統合幕僚監部運用第二課国際地域調整官
「被災地で甚大な被害を目の前にしまして、ときに言葉を失うこともありました。そういうとき、逆に現地のトルコ人の方から多大な支援と、いたわりの言葉をいただきまして、それを糧に、またそれに勇気づけられて活動を継続することができた」

岸田総理
「困っている被災者のために活動したいという皆さんの熱い思いと、高い技術、そして豊富な経験があるからこそ、今回の日本の貢献が実現をいたしました。皆様の活躍に深く感謝を申し上げて、感謝の言葉とさせていただきます」

岸田総理は、来年、日本とトルコが外交樹立100周年を迎えることや、東日本大震災の際にトルコから支援を受けたことに触れ、「皆さんの活動は困難な時に助け合ってきた両国の友好関係の歴史に1ページを刻むものだ」と称えました。