青森県の陸奥湾にはこの時期、イルカの群れがやってきます。青森市にある温泉郷・浅虫温泉の関係者が10日、船からこのイルカたちを見られるツアーについて観光資源としての可能性を探りました。

イルカウォッチングのツアーに参加したのは、陸奥湾のイルカを研究している青森大学の清川繁人教授や浅虫温泉旅館の女将、それに台湾のインフルエンサーたちです。
漁船の船長が目視でイルカの群れを探し、浅虫地区の港を出発して約15分。

※「鳥が飛んでいる下、なにか見えるかもね。」「あ、いた、いた、いた。きた、きた、きた。」

6頭ほどのイルカの群れに遭遇しました。陸奥湾では、4月上旬から6月中旬にかけて日本海からイルカがやってきてちょうど出産の時期を迎えます。
10日は、赤ちゃんイルカの群れを見ることができました。

※台湾インフルエンサー 姫野みやこさん「イルカが触れる感じが嬉しくてもっとこっちにきてと言いました」

※青森大学 清川繁人教授「観光コンテンツとしては有望かなと思います。ただ日によって波があったり、あるいはイルカがいないときもあるので、その辺をどう解決するかが課題だと思います」

浅虫温泉観光協会は、2024年のゴールデンウィークから6月半ばにかけてイルカウォッチング実施して、誘客につなげたいと意気込んでいます。