市川團十郎さんと市川翠扇さんが東京・歌舞伎座ギャラリーにて「十二世 市川團十郎十年祭 特別展」オープニングテープカットを行いました。
本展示では、十二世市川團十郎さんの思い出に残る、当り役の数々の舞台写真や、成田屋が大切にしてきた作品 『若き日の信長』にまつわる展示を実施しています。

「十二世 市川團十郎十年祭 特別展」オープニングテープカット

オープニングテープカットを行った團十郎さんは、“懐かしい。やはりこう、父の生い立ちからわかりますし、父は11代目の父の父と共にした時間が短い。幼い父とまたそれを教育している(祖父の)写真を見られたり。
あと今回、「若き日の信長」を私が務めるので、比較的多く展示されているんですけど、祖父が考えていたことも文面にも書いてありましたし、父が言っていたことで、改めて振り返る場所に私自身、体験させてもらえた事が嬉しいです。役者の先人として見てしまいますので、勉強になるというか、それとともに父・12代目團十郎がどう生きたかということをこの歌舞伎座ギャラリーの中で、少しでも感じてもらえるのかなと思っています。今回感謝です。”と話しました。

市川翠扇さん、市川團十郎さん


團十郎さんの妹の翠扇さんは、“私は兄と違って、父としての存在を10年ぶりにこのような機会をいただいて振り返ってみますと、本当になんというか感情が込み上げてくるというか、当時の父との思い出ですとか、いろいろなことが今振り返ってなんかこう、、、”と話しだすと、團十郎さんも“泣きそうなのはわかる”とフォローし、翠扇さんは涙をためている様子でした。
「十二世 市川團十郎十年祭 特別展」は5月2日(火)から5月27日(土)まで歌舞伎座ギャラリーで開催されます。

【担当:芸能情報ステーション】