陸上自衛隊のヘリコプターが沖縄県宮古島周辺で消息を絶った事故で、海底に沈んだ機体の引き揚げに向けた作業が始まりました。

自衛隊のヘリコプターが消息を絶った宮古島の沖合では、けさから民間の作業船「新世丸」が、機体の引き揚げに向けて海中の調査を実施しました。

記者
「船の後方部分では、大きなネットのようなものが吊り上げられています」

午前11時半ごろには、機体の引き揚げに使うとみられる大型のネットが、クレーンを使って海中に投下されました。今後、海中の調査を終え次第、引き揚げに向けた本格的な作業に入る見込みです。

今回の事故ではヘリに乗っていた隊員10人のうち、これまでに5人の死亡が確認されています。