26日夜(イタリア現地時間)、女優の倍賞千恵子さんが第25回ウディネ・ファーイースト映画祭にてゴールデン・マルベリー賞(生涯功労賞)を授与されることとなり、授賞式に登壇しました。

第25回ウディネ・ファーイースト映画祭で受賞した倍賞千恵子さん


同映画祭は、ヨーロッパ各国からアジア映画ファンが集まる、世界最大のアジア映画イベント。過去には2015年に音楽家の久石譲さん、2016年に映画監督の大林宜彦さん、そして昨年には映画監督・北野武さんが同賞を授与されており、日本人女優としては倍賞千恵子さんが初の栄誉に輝きました。映画祭では授賞を記念して、昨年のカンヌ映画祭「ある視点」部門に出品された『PLAN 75』(2022年/早川千絵監督)と、倍賞さん自らが選んだ『男はつらいよ』(1969年/山田洋二監督)『家族』(1970年/山田洋二監督)が上映されました。

映画『PLAN 75』映画祭での上映後の倍賞千恵子さん


倍賞さんは壇上で「私が60年ちょっと映画に携わってきたことを、遠くの国の皆さんが見ていてくださったことが何よりも嬉しかったです。ウディネ・ファーイースト映画祭は25周年。私の歳を超えるまで、ずっと続けてくださいね。皆さん、本当にありがとうございました!!」と喜びを語りました。

そして、感謝の気持ちを込め、映画『PLAN 75』の劇中でも歌っている「林檎の樹の下で」を披露すると、会場は割れんばかりの拍手と歓声に包まれました。

【担当:芸能情報ステーション】