米津龍一 気象予報士:
昨日今日と暑さが蓄積している状況となっています。
明日はなんと今年初めての真夏日となる見込みです。まだ上がります。

なぜそうなる予想になっているのか説明します。
日本の南に低気圧や前線がありますが、ただこれは山梨県には影響はなさそうです。

ですから、各地で晴れると予想しています。さらにこの暖かい空気。まだ、山梨県内に入っている状況でそれが残るわけです。これだけでは30℃に届きません。

駄目押しがもう1個あります。それが何かというと、この高気圧。
高気圧というのは時計回りに風が吹きます。つまり北よりの風が吹き込んできまして、山を越えて乾いた熱風が吹き降りる。社会科で聞いたことあるかもしれませんね、フェーン現象。これによって気温が上昇する見込みなんです。

その気温が上昇しやすいのかどこかというと、甲府なんですね。
もし明日30℃になりますと、4月としては観測の歴史の中で3番目に早い記録ということになるし、この時期としては異例です。
勝沼も30℃予想。そして標高の高い北杜市の大泉でも27℃を予想していまして、これ7月の中旬並みの気温です。

暑さのピークはいつ頃になるかというと、まだ夏とは違いまして、午後2時から3時が30℃以上と、今のところ予想しています。

とは言ってももう大月では午前中の段階から25℃を超えてきますし、真夏ではないと言っても、屋外で作業される方、運動される方はこまめに水分塩分補給、またペットやお子さんを車の中に置き去りにしないよう、くれぐれもご注意ください。