先月、福島市の踏切で起きた死亡事故を受けて、対策会議が開かれました。会議では遮断機と警報機がない第4種踏切の廃止を検討していく方針が示されました。
先月5日、福島市飯坂町平野の福島交通飯坂線の踏切で、軽自動車と列車が衝突し2人が死傷する事故が発生しました。事故があった踏切は遮断機と警報機がない第4種踏切でした。
この事故を受け12日、市内の交通事業者や警察などが安全対策について話し合いました。会議では、市内にある26か所の第4種踏切に関して、鉄道事業者や自治体、住民などが連携して廃止を検討していく方針が示されました。
福島交通鉄道部・三浦賢一部長「今のところ第4種踏切の2か所ほどは1種(遮断機・警報機あり)または3種(遮断機なし・警報機あり)に切り替えたい。きょう出席した関係機関の皆さんの協力をもらいながら、住民とコミュニケーションをとっていく」
線路沿いの住宅では生活の一部となっている踏切もあるため、踏切安全部会では安全確保に向け、住民と話し合っていくことにしています。
1つの踏切に警報機や遮断機を設置すると2000万円から3000万円かかると言われていて、費用面が課題となっています。会議では今後住民への啓発活動や廃止が困難な踏切の安全対策について話し合われるということです。
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