北アルプス立山連峰を貫き富山と長野を結ぶ立山黒部アルペンルートが全線開通し、初日から多くの観光客でにぎわいました。
標高2450メートルの室堂ターミナルでは立山黒部アルペンルートの全線開通を記念してセレモニーが開かれました。
記者:「天気はあいにくの雨ですが、迫り来る雪の壁、迫力満点です」
ことしは暖冬の影響で雪が少なく高原道路の両側にそびえ立つ雪の壁「雪の大谷」は13メートルと2016年と並んで最も低くなりました。
それでも、開通初日にあわせて国内外から訪れた多くの観光客は最大の見どころである雪の大谷を散策し大迫力の雪の壁の大パノラマを堪能していました。
大阪からの観光客:「すごいですよね本当に。想像以上で。めちゃくちゃ雪の壁高い。大阪では見ることないので」
東京からの観光客:「圧巻ですね。すごい。来てよかった。天気がよかったらもっと景色がね…」
ミャンマーからの観光客:「(新型コロナが)落ち着いたから旅行に行けるのがいいですね。ミャンマーでこの景色はなかなか見られないから」
アルペンルートを運営する立山黒部貫光によりますと、開通初日15日の入り込み客数は富山側から2955人、長野県の大町市側からは2013人で、去年のおよそ3倍にあたる4968人となりました。
また、今シーズンはインバウンドの回復で、コロナ前の水準となる約80万人の入り込みを見込んでいます。
アルペンルートは11月末まで雪の大谷は6月25日まで楽しむことができます。