日本銀行甲府支店は4月の県内景気について「基調としては持ち直している」などと、判断を6か月連続で据え置きました。
日銀甲府支店の4月の金融経済概観によりますと、「個人消費」は資源高などの影響を受けつつも花見といったレジャーやインバウンド需要の回復などにより持ち直しているとしています。
一方、「生産」は電子部品などで海外経済の減速により受注が減少していることなどから、「弱めの動きが見られている」として基調判断を「うす日」から「曇り」に引き下げました。
曇りとなるのは2年4か月ぶりです。
これらを元にした4月の景気は「感染症抑制と経済活動の両立が進むもとで資源高の影響などを受けつつも基調としては持ち直している」と6か月連続で判断を据え置きました。
今後については当面の間は持ち直し基調が続く一方で、海外経済や物価上昇の影響による下振れリスクを一段と注意してみていく必要があるとしています。