富山と長野の間にある3000メートル級の山々を高原バスやロープウェーで結ぶ山岳観光ルート、立山黒部アルペンルート。いよいよ今月15日に全線が開通しますが、今シーズンは予約が好調のようです。インバウンド復活で新型コロナ流行前のにぎわいが戻るのか…。取材しました。

富山県と長野県を結ぶ国内有数の山岳観光ルート、立山黒部アルペンルート。運営する立山黒部貫光によりますと、4月から5月にかけての予約状況が、コロナ前の水準と同等の国内4割、海外6割になっているということです。

コロナ下では、外国人客の姿はまったく見られなくなり、2020年は年間の入り込み客数も過去最少の23万人と激減。世界屈指の山岳観光地としては「閑古鳥が鳴く」といっても過言ではない状況でした。

それでも去年秋、国の水際対策が緩和されて以降の立山黒部貫光は、海外の旅行会社へ売込みを強化し、インバウンド復活へとつなぎました。

