■競泳・日本選手権(9日・東京アクアティクスセンター)

世界選手権(7月)、アジア大会(9月)の代表選考会を兼ねた日本選手権の最終日が行われ、池江璃花子(22・横浜ゴム/ルネサンス)が女子50m自由形を制し、大会4冠を達成した。女子400m個人メドレーでは、16歳の成田実生が優勝し2冠。初日の200m個人メドレーに続き、世界選手権代表に内定した。

ここまで3種目で優勝、うち2種目(50m・100m自由形)で代表入りを決めている池江。最終日は50m自由形に出場。予選終了後に「この種目は純粋に優勝だけを狙いたい」と意気込んだ通り、後半スピードを上げると横一線のレースから一人抜け出し、24秒74で優勝した。世界選手権の派遣標準記録には届かなかったが、白血病の療養から復帰して以降の自己ベストを更新する好タイムだった。

最終日に4冠を達成し有終の美を飾った池江は「6日間いいレースができた」と大会を振り返った。夏の世界選手権、アジア大会に向けては、「これから世界で戦う準備をしなきゃいけないので、気持ちを入れて頑張りたい」と意気込みを語った。

女子400m個人メドレーでは、16歳・成田実生が派遣標準記録を突破する4分36秒89で優勝。予選をトップで通過した成田は「1年以上自己ベストが出ていないので出したい」と臨んだ決勝。序盤こそリードされるものの、得意の平泳ぎでトップに躍り出ると勢いそのままに優勝。200m個人メドレーに続き2種目で世界選手権代表入りを決めた。自己ベスト更新とはならなかったが、世界選手権出場を逃した昨年を振り返り「悔しい思いをしたことが頑張る糧となった。今はすごく嬉しい」と笑顔で締めくくった。