■MLB メッツ 5ー2 マーリンズ(日本時間9日、シティ・フィールド)

メッツの千賀滉大(30)が本拠地・マーリンズ戦でメジャー2度目の先発、6回を投げ90球、被安打3、奪三振6、四球3、失点1でメジャー2勝目、本拠地初勝利を飾った。

メッツの千賀は大声援を受けて本拠地・シティ・フィールドのマウンドへ上がった。相手はメジャー初勝利を挙げたマーリンズとなった。立ち上がり1番・J。チザムJr(25)を158キロのストレートで見逃し三振を奪うと本拠地のファンは大歓声を挙げた。その後、連打で1死一、二塁のピンチを招くが4番・J.ソレーア(31)を135キロのフォークで空振り三振で打ち取るなど無失点に抑えた。

1-0と1点を先制してもらった千賀は2回、6番・A.ガルシア(31)、7番・B.デラクルーズ(26)にカウント3-2としたが共にフォークで空振り三振とカウントが悪くなっても自信のあるフォークで三振、8番・J.スターリングス(33)もフォークで三振と3者連続フォークで三振、本拠地のファンは三振を奪ったら掲げる“Kボード”ではなく、ゴーストがフォークを持っている“お化けフォークボード”を三振が出るたびに並べていった。

3回以降はマーリンズ打線が追い込まれる前に手を出してきて三振は奪えないがノーヒットピッチング、5回まで69球で抑えた。その裏、メッツは昨季、ナ・リーグ打点王の4番・P.アロンゾ(28)がリーグトップに並ぶ5号2ラン、千賀に大きな追加点をプレゼントした。

千賀は6回、先頭のチザムJrにスライダーが甘く入ってメジャー初被弾となるホームラン、さらに2四球から2死一、三塁のピンチを招いたが6番・ガルシアをサードゴロに打ち取り切り抜けた。千賀は6回、90球を投げ被安打3、奪三振6、四球3、失点1でメジャー2勝目、本拠地初登板で勝利を収めた。